数回にわたりご紹介してまいりました、BS EURASIAの再生日記もいよいよ今回で最終回となりました。
以前のコルナゴ再生日記同様、たくさんの方に御覧頂いた事に心より感謝申し上げます。
さて、最終形態を御覧頂く前に、少しなつかしい部分をご紹介したいと思います。
こちらの泥よけから出ているコード。何かお分かりでしょうか?
このタイプの自転車はバッグなどを自転車に付けて旅行を楽しむランドナーですので、前輪ではなく、後輪にダイナモをつけて電力を発生させています(バッグがダイナモにあたらない様)。つまり、後輪のダイナモからコードをフレームの中に通して最後は泥よけを通り前輪のライトを点灯させているという訳です^^
このあたりにも昔の自転車の芸の細かさが見えてきますね^^
では、お待たせいたしました、完成を御覧ください!!
29年前の自転車も手を加えてやれば結構キレイになります^^表現が正しいかはわかりませんが、自転車が脱皮したみたいです^^
バーテープ、ブレーキワイヤー、タイヤは新品交換です。
こちらも後輪タイヤは新品で、あとはクリーニングです
わかり辛くて申し訳ありませんが、スタンドの上あたりに見えますのが先ほどのダイナモ部分です
今回も、マスターは本当に楽しんで仕事をしていました^^みなさんも、倉庫にしまいっぱなしの自転車がございましたら、ぜひ再生されてみてはいかがでしょうか?ネットオークションなどで旧車を購入された方も大歓迎です^^何でもお気軽に御相談ください。
ではもう一度、再生前と後を御覧ください!!
上 再生前 下 再生後
クエスト再生工場 EURASIA編、ご覧頂ありがとうございました。
天白区在住です。私の愛車も、この記事とほぼ同じ、赤いBSユーラシアでディアゴナールだと思います。後ろの荷台はありません。購入は87年くらいで、名東区高針の「アサイ自転車」さんからでした。90年までは買い物など近隣への移動に頻繁に使いましたが、その後20年ほど屋外駐輪場に放置してしまい、ほとんどこの記事同様の状態でした。3年前に一念発起して自分の手でクリーニングし、700Cのタイヤは交換しました。シートポストも錆ついておらず、状態はかなり回復したように思います。自転車ナビも用意し、しばらく通勤などで使用していましたが、この1年半はベランダの自転車スタンドにぶら下げたままです。それはメカニカルな部分の傷みが不安なのと、近年登場したブレーキレバーによる変速機構へグレードアップし、ワイヤ類をフレーム内に収められないかという気持ちからです。新車も魅力ですが、せっかくのクロモリフレームを生かしたい。この記事を見て比較的近隣にマシンへの愛情が感じられるショップがあること、うれしく思いました。今後具体的な相談をさせていただくかもしれません。その際はよろしくお願いします。
三浦様
この度はコメント頂きありがとうございました。
当店も、三浦様と同じ様に、やはり古きよき物に魅力を感じ、大切にして参りました。
その気持ちが皆様に伝わったのか、今では日本各地からレストアの御依頼を頂いており、誠に嬉しい限りです。
さて、三浦様はユーラシアのメカに対しての不安感から、現行のデュアルコントロールレバーへの改造をお考えだそうですが、それもとても良い案だと思います。
以前、三浦様と同じお考えのお客様に御依頼を頂き、その時も楽しくお仕事をさせて頂きました。
完成後は、また違った自転車に生まれ代わる様で楽しみが増えますね!
ただ、現行パーツは物によっては互換性の無いものもございます。
ご遠慮無く、一度ご来店下さいませ。
お力添えが出来たら大変嬉しく思います。
心よりお待ち申し上げます。