私の青春時代は、大スター石原裕次郎さんの全盛時代でもあり、男性(特に若者)のファッションは、「いかに足を長く見せるか」が最も重要なテーマでした。ところが最近の若い男性の着こなし、まったく逆な感じで、私には何故こんなに足が短く見えるような格好を好んでするのか、不思議でなりません。ただ、古今東西オシャレ感覚なんてものは十人十色。さっぱり系もこってり系も、色々あるからこそ、楽しいものだと思います。

しかしながら、ただひとつ、とても気になることがあるんです。若い人たちの中に、身長(股下寸法)に比して、極端に低いサドル位置で乗っている人が結構多いのです。そこで、ご当人にその理由を伺ってみますと、どうやらこれがルーズファッションの一環のようなのです。確かにオシャレは大切にしたいもののひとつです。でもこんなに膝を曲げたまま乗っていては、膝に悪い影響がでるのではと、心配になります。ペダルの1回転のうち、最下点で膝が軽く伸びきることが、疲れにくいポジションであるといえます。試しに、少し長い距離を、サドルの低い位置と高い位置で、乗り比べていただくと、良くお解りになると思います。街中の交通事情を考えますと、あまり高くして安定を欠くのは危険でお勧めは出来ませんが、ぜひ一度お試しください。お若い方には一笑に付されるかもしれませんが、あえて老婆心からお話させていただきました。20081123e586a8e794b0e6b08fe69bb2e3818ce381a3e3819f

写真その1 ひざがくの字に曲がったままの乗車姿勢

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写真その2 ひざが軽く伸びきった乗車姿勢

今回は当店の常連のお客様であり、友人でもある、Tさんにご協力いただきました!!こちらのTさんは、昔のBS ユーラシア、丸石エンペラーなどを再生して乗ってらっしゃいますが、これらがまた抜群の乗り心地のカッコイイ自転車です!!